5月8−10日の3日間の中国深圳物流DX視察ツアーでは、美団(Meituan)の深圳本部にお邪魔しました。
美団とは何?
美団は、4兆円を売上げる中国の上場企業で、wechatを抱えるテンセントが出資する会社です。事業は、フードデリバリー以外に、食べログのようなレストラン評価サイトの「大衆点評」を運営しています。
ドローンデリバリー vs 人によるフードデリバリー
美団で、ドローンに関わっている人は、この拠点だけで、300人。中国全土だと700人がドローンに関わっているそうです。
注文してから15分で届くサービスで、速さが売りです。
ドローンだと、信号待ちもありませんし、直線で目的地に向かうことが出来ます。
この写真の後ろにあるのが、ドローンが着陸し、注文品を、携帯の下4桁の入力で取り出せるロッカーです。
ここには、1台のドローンが着陸します。1台だけなので、ランチタイムとかは混雑するそうです。ただ、1日最大300オーダーを受ける拠点もあるそうで、私達が見た拠点では、平日70〜80オーダー、休日30オーダーを受けています。
注文時間は波があるそうで、ランチタイムが全体の3分の2、カフェタイムが3分の1のオーダーの2つのコブがあります。
みなさん、気になるのがコストだと思います。
今は、人よりもドローンのほうが高いと言われていました。ただ、どれくらい高いのかは秘密だそうです。
しかし、20〇〇年には、人によるデリバリーと同じコストにする計画です。また100%ドローンになることはなく、◯割は人によるデリバリーになります。
ドローンデリバリーの管制室も見せていただいたり、社外秘のプレゼンテーションを頂いたので、ここでご紹介したいところですが、基本、情報公開はNGなので、限定的な情報でお許しください。
ぜひ、来年の深圳物流DX視察ツアーにご参加いただくか、戦略物流セミナーにご参加ください。
Comments