比叡山の法華堂にて、座禅体験
建仁寺両足院にて、伊藤東凌さんの指導で座禅(瞑想)をした翌日。
比叡山延暦寺にて、座禅を行いました。
その場所は、比叡山の法華堂。そこは、常行三昧を行う場所です。
常行三昧の解説を天台宗のHPから抜き出すと、
「念仏をとなえながら、本尊阿弥陀仏の周囲をまわり続けます。堂内の柱間にしつらえた横木を頼りに歩いたり、天井からつり下げられた麻紐につかまって歩を休めることはできますが、決して坐臥しません」
という修行です。かなり辛そうな修行ですよね。
下の写真は、お堂の中で、この周りを歩き続けます。
案内してくださった僧侶の方は、ここで、90日間の昼夜、常行三昧を行ったそうで、最初の挑戦では、気絶したまま、歩いていたと言われていました。
相当、激しい修行だということは理解されると思います。
それを行う場所が、この法華堂なのです。
普通の人が入れない、貴重な場所「法華堂」にて、座禅体験をさせていただきました。
この法華堂での座禅体験のときは、下左の写真のように、ロウソクが灯され、電気はすべて消え、このロウソクの灯だけが見える空間になります。
本当に、静かで、ロウソクの灯しか見えません。
この中で、目を開けたまま、座禅を行います。
座禅は目を閉じてするものだと思ってましたが、座禅のススメ①建仁寺両足院で紹介した伊藤東凌さんさんは、熟睡して寝ている人が少し目を開けてる時のように、薄目が良いと言われていました。
座禅が終わったあとは、建仁寺両足院での感覚とは、また違うものでした。
研ぎ澄まされた感覚でした。
まだ修行が足りないのか、流儀によって違う効果があるのかは、わかりませんが、両方とも良かったので、また試してみたいと思います。
番外編: 最澄を15年お世話する方
比叡山延暦寺を開いた最澄が眠る浄土院。
ここを下山せずに15年護る人とお会いしました。
その方の写真は出せませんが、心からピュアな人でした。また、握手させていただきましたが、とても手が温かく包み込まれる感覚がありました。
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