帝国テータバンクが、2024年上半期(1-6月)の人手不足倒産に関する情報を発表しました。
年間で、過去最多を大幅に上回るペースで推移しているそうです。
物流業の人手不足倒産は、前年同期比で約倍増(15→27件)し、全体の182件のうちの約15%が物流業でした。
また、従業員数別のデータを見ると、「従業員10人未満」の事業者の人手不足倒産は、全体の約 8 割(84→143 件)でした。
1人の退職で経営が回らない小規模の会社にとって、従業員の退職や採用難、人件費高騰などを原因とする「人手不足倒産」が増えている今、かなり大変な状況だということです。
さらに、今回のデータは、2024年の上期。2024年問題のスタートが、1〜6月の真ん中にあり、下期の数字は、もっと悪くなると思う人がほとんどでしょう。
大手荷主と言えども、安心していられない状況は、2024年問題という業界問題のスタート年以降も、頭を悩ませることになると思います。
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