宅配第2位の佐川急便は、再配達削減のために、「置き配」を、今年9月2日からスタートします。
「日本の宅配が進化中!「置き配」サービスがスタート」では、「佐川急便は「置き配」の導入を検討中」と書いていましたが、いよいよ本格的に、置き配を始めます。
これで、クロネコヤマトのヤマト運輸、ゆうパックの日本郵便に続き、佐川急便が置き配を開始することで、宅配全体で9割を占める大手3社が本格的に、置き配を始めることになります。
佐川急便の置き配サービス
今回の佐川急便は、ヤマト運輸と同様に、会員向けに行うサービスとなります。
個人向け会員サービス「スマートクラブ」会員(約1600万人)だけが、置き配を選択できることになります。
置き場所は、玄関先や宅配ボックスのほか車庫や自転車のかごも可能です。
ただ、すべての荷物で可能とはなりません。
事前に承認した企業からの荷物を対象に、受け取り側が「置き配」を選択すれば、置き配が可能になります。
再配達の現状
下記のグラフは、国土交通省が発表した「令和6年4月の宅配便の再配達率」です。
過去は、2割を超えていましたが、コロナ禍で再配達が激減し、その経営インパクトの大きさを大手各社が実感し、再配達を減らすモチベーションができました。
また、受取人も、再配達を頼む心苦しさを認識し、さらに、2024年問題で、物流の大変さを実感し、消費者行動も変わりました。
その成果が、10%近い数字へと、再配達率が半減以下になった要因だと思います。
これからも、この再配達撲滅のための活動を増やして、ドライバーさんの負担を減らし、CO2削減に繋げ、よりエコな経済になっていけばと期待しています。
Comments